男性不妊(精子奇形率98%)でも自然妊娠できた
今回は、旦那の精子奇形率が98%(正常形態率が2%)、奇形精子が多くても妊娠できたエピソードと精子奇形率の改善のために取り組んだことを紹介します。
男性不妊と奇形精子症
一般的に、「避妊をせずに1年経過しても子供ができない状態」を不妊症と定義されています。もちろん、女性側が原因の場合と男性側が原因の場合、またその両方が原因の場合があります。そのうち男性側に原因があるものを男性不妊症といいます。そのうちの大半が造精機能障害(質の良い精子をうまくつくれない)ことが原因とされています。
精液検査の基準値は以下の通りです。ひとつでも精液検査の数値が満たない場合、男性不妊の可能性があります。そのうちの正常形態率が4%未満の場合を奇形精子症といい、正常な形をした精子の数が少ないために妊娠しにくくなります。旦那の場合、その他の所見は基準値を超えていて問題ありませんでしたが、正常形態率が2%(奇形率が98%)でした。
妊娠エピソード
病院にて検査
私たち夫婦は、結婚して2年避妊していないのに妊娠しなかったため、病院で検査を受けることにしました。私は、無排卵月経を旦那は正常形態率が低い(奇形率が高い)ことを指摘されました。精子を顕微鏡でみましたが、精子の形が正常でないものが大半で正常の形のものはほんの僅かでした。形が悪いとまっすぐ進めないのかその場でぐるぐる回っている精子もかなりいました。旦那は、自分は問題ないと信じて疑っていなかったので、この検査結果にはかなりのショックを受けていました。実際の検査結果は、写真の通りです。
正常形態率の改善を目指して取り組んだこと
検査をすすめた結果、旦那の場合は原因不明だったので、薬や手術で改善する方法はなく、適度な運動やストレスの軽減、食生活の改善、サプリメントを使用することとなりました。飲用したサプリや漢方は以下の通りです。運動については、毎日15分程度のをウォーキング。食事について鶏肉や魚などのたんぱく質をしっかりとることを意識しました。
・亜鉛:不足すれば生殖器の機能と精子の運動率が低下する可能性がある成分
・コエンザイムQ10:精子の運動率を低下させる原因でもある活性酸素を取り除く抗酸化作用が期待できる成分
・ビタミンE:抗酸化作用が期待できる成分
精子の状態は改善したのか?
正常形態率が2%だったのが、取り組みをはじめてから3か月後には3%、4か月後には4%と改善しましたが、取り組んだ成果がでたのか?検査ごとに少しづつ精子の状態は異なるので、誤差なのか?わからないところがありました。2回目3回目の検査結果は以下の写真の通りです。
妊娠したときのこと
病院でタイミングを見てもらいながら妊活に取り組み、半年で妊娠しなければ人工授精へのステップアップの予定でしたが、タイミング法を2回行ったところで、旦那の転職の為病院に通うのをやめました。引っ越し先で新しい病院を探す予定でしたが、その間に排卵日検査薬を用いて自分たちでタイミングをとった所、妊娠することができました。転職によって、残業時間が前職よりも減ったことや車通勤から電車通勤にかわったこともよかったのかもしれません。